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抗ガン剤開始……

ついに、抗ガン剤開始……
夕方病院に行く。
病室へ入る前に躊躇する……もし、苦しんでいたら……と思うと足が止まる。
恐る恐る覗いてみると夫は寝ていた。
「どう?吐き気は?」
「吐き気は無いけどやはりあまり気分は良くない」と。
予め吐き気止めを入れているせいか今日のところは全く異常ないという……ちょっとホッとした。しかしまだまだ初日である。
このまま副作用が出なければ……祈るばかりだ。
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by makochanmakenaide | 2006-01-30 23:16

放射線開始……

ついに放射線治療が始まった。
鎖骨の下の静脈に栄養チューブを挿入し、点滴を24時間入れる。
これは放射線治療により食べられなくなるので栄養分と水分、利尿剤などを点滴で入れるためだ。麻酔をかけて挿入するものものしいものだ。
夫は放射線だけなら外泊出来るかも……と淡い期待を持っていたようだがこれは見事に却下された。放射線により白血球が低下して、免疫力がなくなってくるので、外泊等により、風邪など引いたら肺炎になりやすいし、感染症なども危険である。それに口から接種出来ないので点滴が命綱である。なので当分外泊は無理だろう……ちょっとショックのようだった。
まさかこんな長丁場になると思いもしなかった検査入院からなので仕事の方が心配でしょうがないようだ。でも今はとにかく治療に専念してもらわねば……
どうしても急ぎの仕事は業者に病院に来てもらって打合せをするしかない……
幸い大きな仕事は3月からの動きなのでまだ今なら何とかなる。
みんなも事情を分かってくれて頑張るからと協力体制を取ってくれている。
何としても2カ月で癌を小さくして、いや癌が消えてくれることを祈るだけだ。
夫は必ず治ると信じている。息子とも話したがあれは私達を心配させまいとする演技ではなく、本当にそう思っているようだ。やはり食道癌の怖さ、やっかいさを分かっていないので、他の癌と同じく放射線と抗ガン剤で消えると確信しているのだ。それは癌と闘っていく上で大事なことだ。
私も夫のこの前向きというか楽天的というか……これにどれだけ救われるか……
家に一人で居ると余計な事、悪いことばかりを考えてしまう……
不安で不安で堪らない……夜が長くて長くて……
でも病院で夫の顔を見ると元気を貰える……必ず治ると私まで思えてしまう。
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by makochanmakenaide | 2006-01-27 23:07

最悪の結果……

検査が全て終了し、ついに先生からのお話を聞く日が来た。
息子にも同席をお願いして約束の時間を待った。
6時の約束なのだが6時半になろうとしているのにまだ呼ばれない……
この時間が長くて長くて……不安で不安で……
看護婦さんに確認したら、会議が長引いているとのこと……
それから間もなくして呼ばれた。何と夫も一緒に説明を聞くとのこと……
一瞬「え?」と思った。それではつっこんだ事は聞けないではないか……
今は簡単に本人に告知してしまうし……病状説明も同席なのか……
もし、気の弱い人なら癌と聞いただけで落ち込んで自殺なんかしたらどうするんだろう……
夫が先生に「今は簡単に本人に告知するんですね……」と言ったら、「今は情報が氾濫しているので隠し通せないし、特に食道癌の場合は治療法からして告知なしでは無理だ」と言われたという。それにしても……
驚いたけれど夫抜きでとは言えずそのまま3人で話を聞くことに。

先生の話……手に汗が……
「●●さんの場合は手術はしない方向で考えています。場所が場所だけに非常に難しい……さすがに切りたがりの外科の先生も手術はしない方がと言っています。」
それは手遅れということなのか……
もし手術なれば、声帯も気管も取らなければならない……大手術である。
今は化学療法……放射線と抗ガン剤の治療法がかなりの効果を上げている。欧米では主流になっている……
それはもうネットで調べ済みである。果たして夫の癌はそれで治るのか……ステージは?
聞きたいことは山ほどあった。しかし夫の前でそれは聞けない。
取り敢えず、夫は「先生にお任せするしかないのでお願いします」と。
かなり治療は厳しいものになるだろうということを言われた。副作用も相当キツイと……
夫はどう受けとめたのだろうか……
病室に戻り、とにかく2カ月は治療に専念しようと励ました。
もう面会時間が終わろうとしていたので、息子と一緒に病室を出た。
廊下で「転移はどうなんだろう……ステージは……本人と一緒じゃ聞けないよね……」
さっきの部屋を覗くとまだ先生が居た。再度聞いてみようということで向かった。
すると丁度先生が出てきた。
「あの……ステージは……」
「気管に転移していますのでⅣですね……」
やはり説明で気管やリンパに腫れがあると言ったのは転移しているという意味だったのだ。
夫は全然気付いていない……救われる。知識が無いのがこういう時には助かる。
愕然とした。ステージⅣ……いわゆる末期である。
3年生存率は非常に低い……果たして化学治療でどの程度まで生きられるのか……
単なる延命治療でしかないのか……もう怖くてそれ以上は聞けない……
エレベーターの中で「延命でしかないのかな……」と息子に言うと「そうじゃないと思うよ」と。
泣き出しそうになるのを必死にこらえ息子の車に乗る。
夫はあとどれくらい生きられるの?助からないの?もう頭の中が真っ白である。
ハワイの娘にどう伝えるべきか……
19日の孫の誕生日までは何としても隠したいと今まで伝えなかった。
せっかくの誕生日をこんな悲しい話を聞かせてしまっては余りに辛すぎる……せめて誕生日が済むまでは……と思っていた。
遠く離れている娘に真実を告げるべきか、隠すべきか……
息子は「娘なんだから知る権利もあるし話すべきだと思う」と。そして息子から伝えてもらうことにした。私はとても伝える勇気がなかった。

この日、ネットで調べまくったがステージⅣで生存しているという人の記事は見つけることができなかった。せめてステージⅢなら……
悔やんでも悔やみきれない……10月の時点でCTの検査をしていれば……
もっと早く違う病院に行かせていれば……どんなに悔やんでも悔やんでも時は戻らない……
神様、どうか夫を助けて!奇跡を起こして!
代われるものなら代わりたい……私が死んでも悲しむのはごくわずか……
もし夫に何かあったらどうすればいいの……
こんなに一生懸命生きて来たのにどうしてこうして神様は試練ばかり与えるの……
私が一体何をしたの?色んなことが頭を駆けめぐり……
涙が溢れて止まらない……朝まで眠ることは出来なかった。
この日から地獄の日々が始まった。
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by makochanmakenaide | 2006-01-23 22:43

検査開始……

今日から検査が始まった。1週間は検査に掛かるという……
とにかく早く検査を済ませて欲しい……何せ6日に入院してからずっと検査ばかりで何の治療もしていないのだから……どんどん症状が進んでいるのでは……と不安になる。
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by makochanmakenaide | 2006-01-15 22:41

転院……

午前中にI病院へ。精算を済ませてK病院へ向かう。
とても大きな病院だった。
病室は4階だった。4人部屋だが6人部屋の広さがあり、ゆったりと綺麗な病室で安心した。
色々説明があって、2時過ぎまで居て帰ってきた。
今日は金曜日で、明日は検査は簡単なものしかないので、夕方から外泊させてもらうことに。
取り敢えず一泊だけどこれから長丁場になるから……

I病院で検査したのにまた一から検査である。時間だけが無駄に過ぎていく。
息子に転院したことを告げた。息子もかなりショックを受けていた。
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by makochanmakenaide | 2006-01-13 22:35

心ここにあらず……

ランチの約束があったので、友人宅へ迎えに行き、双子山のパルタパコへ。
その後、我が家へ寄ってもらった。
しかし、何を話しても心ここにあらず……今思い出しても何を話したのかよく覚えていない。
とにかく、悟られないように必死に平静を装った。
友人宅へ送った後に病院に寄った。
いつになったらベッドが空くのか全く分からない状態なので、取り敢えず土日は外泊して帰ろうかな~と話をしながら、帰ってきた。
家に着いてやれやれと一服していたら電話が……
夫から「ベッドが空いたので明日すぐに転院するから迎えに来てくれ」と。
了解して病院の場所を地図で確認した。
そして、ネットで病院のことを色々調べた。どうやら食道癌の権威らしい……
本当に癌らしい……まだこの時は半信半疑……と言うより信じたくないという方が正しかったかもしれない……
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by makochanmakenaide | 2006-01-11 22:29

まさか……

この日、検査入院していることを知った友人がお見舞いにパジャマをとメールをくれた。
友人とは明日ランチをする約束を以前からしていた。友人の飼っているラブが14日が誕生日であり、夫の手作りの時計をプレゼントする予定でもあったし……
病院の帰りに友人の家に寄る約束をして出掛けた。
病院へ着くと夫から信じられない言葉が……「先生が、9分9厘癌だろう」と……
「え?」一瞬耳を疑った。「だって10月の検査では何でもなかったし、血液検査でも出てなかったでしょ?」「う~ん……でもどうやらそうらしい……病院を移らないとダメらしい」と。
S区にあるK病院へ打診をしているので、ベッドが空き次第移るようにとのこと……
平静を装うとしたが……言葉が出ない……夫も「今は、簡単に本人に癌かも……って言うんだな~」とショックを隠せないよう……でもまだこの時は事の大きさにまだ気付いていなかった。
取り敢えず病院を後にし、友人宅へ……平静を装い明日のランチの打合せをして帰ってきた。
本当はランチどころの気持ちでは無かったが、以前からの約束であったし……
不安な気持ちのまま一晩を過ごした。
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by makochanmakenaide | 2006-01-10 22:22

検査入院……

年末にラーメン、蕎麦と立て続けに戻してしまった夫……
病院はお正月休み……やっと5日に掛かり付けの病院へ。
早速紹介状を書いてもらい、I病院へ検査入院することに……
私も夫も10月にカメラの検査をしていて、癌では無かったのでさほど心配はしていなかった。
きっと食道が炎症をおこしているのだろう……ぐらいに考えていた。
まさかこの後癌を告知されることになろうとは夢にも思わなかった。

翌日から検査が始まった。
検査検査の連続であった。
麻酔を使っての検査で、痛みは殆ど無いようだった。検査結果が早く出て何でも無いことを祈っていた。
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by makochanmakenaide | 2006-01-06 22:14